SOLのステーキングをしているとJitoからSOLがもらえる

勝手にJitoSOL(かSOL)がもらえる権利がSOLをステーキングしていると生えてくる / 2025年08月06日

仮想通貨ブームというのは、最近アメリカで勝手に盛り上がっていることかと思いますが、私への贈与ページが仮想通貨系で埋まっているが分かる通り、個人的には価値の記録としてのブロックチェーンの活用はかなり気になっています。というわけで手持ちの余っているSolanaは適当にステーキングをしていたのですが、「Jito」という謎のものから2日に1回くらい謎のclaimをもらっていたので調べたところ、実はステーキングの利率(年利5%~7%くらい)と比較して馬鹿にならないレベルのSOLがもらえていたことに気づいたのでとりあえず書いていこうかと思います。

そもそもSOLをステーキングしているような人がいるかどうかは分かりませんが、参考になれば幸いです。

結論

  1. SOLをステーキングしているとJitoからSOLを請求できる権利がもらえる
  2. 結構馬鹿にならない金額が降ってくる
  3. 人によっては結構面倒

SOLステーキング

Solanaというのはブロックチェーンの一種で、実際に計算を行うネットワークへ参加するためにはつよつよマシンを要求することとある種のPoSを採用することなどによって、爆速の処理と低くかつ予測可能な手数料での処理を行うことが可能なものとなっています。Solanaのステーキングにおいては、(SOLに比例する)投票権を特定の人へ委譲し、委譲された人が善意を持ってバリデータとして振舞う(悪意があると判断された場合stakeされたSOLを失うため)と、そこから得たSOLの一部が委譲した人へ委譲した投票権分の利益を得られるといったような仕組みとなっています。

これによってつよつよマシンを持っていなくとも、Solanaネットワークを動かし続けつつ利益をちょこっとずつ得ることが可能となっています。多くのウォレットであったり暗号資産を取り扱っている業者が対応しており、参入はきわめて容易なものとなっています。一般に0.02SOL以上(2025年8月現在で500円くらい、rent+stake分+手数料)があれば、利益はおいておきつつ取り敢えずステーキングに参加することは可能となっていますし、大半の事業者であれば 手数料はめちゃくちゃ高いことが多いですが これ以下のSOL保有量でもステーキングに参加することは可能となっているでしょう。

Jito Tip

さて、Jitoという謎の単語が複数出てきておりますが、JitoというのはJito Networkのことを指しており、Solanaの安全性や有用性を高めるために様々なことを行っています。その1つに「Jito Tip」というものがあります。このチップはSOLに一応存在している優先手数料(Priority Fee)とは異なる形で存在しており、ブロック内でトランザクションを有利な位置へ配置してもらうため(Jitoに参加している)バリデータへ直接支払うために存在しています。ユースケースとしては、アービトラージを行うbotやトレーダーなどのリアルタイム性が強く求められる、可能な限り素早く承認してほしい取引が挙げられます。

このTipというのはJito Networkとその関係者への手数料3%を引かれた後にバリデータに支払われるのですが、幸いなことに このTipもステーキングに参加しているユーザーが得ることが可能 となっております。いい話ですね。Jitoの公式サイト曰く97.4%のバリデータがJitoに参加しているらしいので、大抵のステーキングに対応している場所で用いることが可能となっているかと思います。

claimがいっぱい

さて、本筋に戻りますと私は半年ほど0.05SOL分のステーキングを行っており、贈与ページにある「2jdQmZAhv7jM93rij8X34M41EgER7rRFDkhvF4n5Hekz」というアドレスから生やした「FBK4m2jcSbzbU1RwhDQpHbnv3B9eosS7w5ZfkuGixs2c」というところで日々の動きを観察することが出来ました。すると2日に1回くらい謎のclaimが発生していることが分かります。毎回0.00162SOL程度がもらえている(?)っぽいことが分かりました。

Stack accountであった「FBK4m2jcSbzbU1RwhDQpHbnv3B9eosS7w5ZfkuGixs2c」をsolscanで表示した際のスクリーンショット

このclaimというのは通常のトークンのやり取りに使用されるtransferとは異なる種類のトランザクションとなっており、当然ながら私の手元にも直接きてはいませんでした。当然不労所得というものは欲しいので、調べてみることにしました。まずこの中のトランザクションを適当に開くと、どうやら「Jito Tip Distribution(4R3gSG8BpU4t19KYj8CfnbtRpnT8gtk4dvTHxVRwc2r7)」というアカウントから降ってくることが分かります。そこから色々検索などをした結果、先述のJito Tipにたどり着いたというわけです。

JitoからSOLをもらう

SOLはあればあるほど良いので、貰おうとしましたが、結果から言うとなかなか難しいものでした。公式サイトのUIからすると大まかにいえばこんな感じです。

  1. Jitoの「あなたのステークアカウントを管理」を開きます
  2. ウォレットを接続します
  3. もらいます

しかしながら一部のウォレットに関して、複数のアドレスを管理している場合、それをJitoが考慮しておらず若干詰んでしまうといったことが見受けられました。また、Firefoxだと一部コネクションに失敗することも見受けられました。Web3とかデカい顔をしておきながら互換性が終わっているのは感動ですね。色々考えた結果、Braveのウォレット機能を有効化し、渋々インポートし署名等を行うことにしました。本当だったらやりたくないんですけども。

ここで署名等を行う際においてもブラインド署名を要求されたりしました。普段はセキュリティの都合で切っているのですが、こちらも渋々オンにしました。これでSOLとJitoSOLを得ることが出来ました。得ることが出来たので即座に元に戻しましょう。私は半年間にわたって2日に1回程度毎回0.00162SOLを得られており、結果的には 元の0.05SOLを上回る量のSOLを受け取る ことになりました。年利換算すると100%を超えるかと思います。感動ですね。

ちなみにJitoSOLというのはDeFiによくあるタイプのSPLトークンで、Jitoのエコシステムで純粋にSOLをステーキングよりも多くの利益を得られるらしいです。個人的にはあまり興味はないのですが、DeFi様に興味がありなおかつ利益を得たい方は検討してみるとよいのでしょうか。

関連リンク

結論

めちゃくちゃ面倒でありましたが、何とかSOLとJitoSOLを得ることが出来ました。この記事が参考になった方は贈与のページから、仮想通貨を送付していただけると私がラーメンをいっぱい食べることが出来ます。

こういったことはあまり書きたくないので書いていない(個人的にはCall to Actionをされると逆に購買意欲が無くなるため)のですが、こんな記事を見る人は大体仮想通貨を持っていそうなので書いてみました。仮想通貨関連の記事を書くことはあまりないかと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。

Writer

Osumi Akari

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