ベネズエラの野党指導者マチャド氏が声明を発表、「国民の皆さん、自由の時が来ました!」

2024年7月の選挙の正当性を主張、大統領としてゴンサレス氏が軍を統率するべきとした / 2026年01月04日

日本時間3日午後、アメリカのトランプ大統領はベネズエラを攻撃し、マドゥロ大統領を拘束したと発表しました。この後ベネズエラのマドゥロ大統領は、その妻と共にアメリカへ移送されていることが明らかとなっています。

これに伴い、野党指導者であるマリア・マチャド氏は日本時間4日0時26分頃、初の声明を発表しました。この記事ではその翻訳と概要を簡単に掲載します。

結論

  1. 「ベネズエラ国民の皆さん、自由の時が来ました!」から始まる短い声明
  2. 2024年の大統領選で「落選」したとされたゴンサレス氏が大統領であるべきと主張
  3. 今後のベネズエラをマチャド氏の陣営が率いていくこととなるかは不明

マチャド氏による声明

マチャド氏による声明の上部のスクリーンショット。

日本時間4日0時26分頃、ベネズエラの野党指導者であるマリア・マチャド氏は、自身のXアカウント上で声明を発表しました。これはアメリカによる攻撃後初めてのものとなります。

これはXにおいて画像としてで掲載されたものです。書き起こしたものが以下のものとなります。

Venezolanos, Llegó la HORA DE LA LIBERTAD!

Nicolás Maduro desde hoy enfrenta la justicia internacional por los crímenes atroces cometidos contra los venezolanos y contra ciudadanos de muchas otras naciones. Ante su negativa a aceptar una salida negociada, el gobierno de los Estados Unidos ha cumplido su promesa de hacer valer la ley.

Llegó la hora de que la Soberanía Popular y la Soberanía Nacional rijan en nuestro país. Vamos a poner orden, liberar a los presos políticos, construir un país excepcional y traer a nuestros hijos de vuelta a casa.

Hemos luchado por años, lo hemos entregado todo, y ha valido la pena. Lo que tenía que pasar está pasando.

Esta es la hora de los ciudadanos. Los que arriesgamos todo por la democracia el 28 de julio. Los que elegimos a Edmundo González Urrutia como legítimo Presidente de Venezuela, quien debe asumir de inmediato su mandato constitucional y ser reconocido como Comandante en Jefe de la Fuerza Armada Nacional por todos los oficiales y soldados que la integran.

Hoy estamos preparados para hacer valer nuestro mandato y tomar el poder. Permanezcamos vigilantes, activos y organizados hasta que se concrete la Transición Democrática. Una transición que nos necesita a TODOS.

A los venezolanos que están dentro de nuestro país, estén listos para poner en marcha lo que muy pronto les vamos a comunicar a través de nuestros canales oficiales.

A los venezolanos que están en el exterior, los necesitamos movilizados, activando a los gobiernos y ciudadanos del mundo y comprometiéndolos desde ya a la gran operación de construcción de la nueva Venezuela.

En estas horas decisivas, reciban toda mi fuerza, mi confianza y mi cariño. Seguimos todos alertas y en contacto.

VENEZUELA SERÁ LIBRE! Vamos de la mano de Dios, hasta el final.

María Corina Machado 03 de enero del 2026

これをGoogle翻訳によって翻訳を行い、Geminiによって表現を整えた日本語訳が以下のものとなります。

ベネズエラ国民の皆さん、自由の時が来ました!

ニコラス・マドゥロは本日より、ベネズエラ国民および他国の市民に対して犯した極悪非道な犯罪により、国際的な裁きを受けることになります。交渉による退陣を彼が拒否したことを受け、米国政府は法を執行するという約束を果たしました。

市民の主権と国家の主権が我が国を支配する時が来ました。私たちは秩序を回復し、政治犯を釈放し、並外れた国を築き、そして(国外へ逃れた)子供たちを家に連れ戻します。

私たちは何年も戦い、全てを捧げてきました。そして、それだけの価値はありました。起こるべくして起こることが今、起きています。

今は市民の時です。7月28日に民主主義のために全てを賭けた私たちの時です。私たちがベネズエラの正当な大統領として選んだエドムンド・ゴンサレス・ウルティアは、直ちに憲法に基づく任期を開始し、全将兵から国民軍の最高司令官として認められなければなりません。

本日、私たちは負託を実行し、権力を掌握する準備が整いました。民主的移行が実現するまで、警戒を怠らず、活動的かつ組織的に行動しましょう。この移行には、全員の力が必要です。

国内にいるベネズエラ人の皆さん、間もなく公式チャネルを通じてお伝えする計画を実行に移す準備をしておいてください。

国外にいるベネズエラ人の皆さん、皆さんの力が必要です。世界各国の政府や市民に働きかけ、新しいベネズエラを建設するという壮大な作戦に今すぐ関わってください。

この決定的な瞬間に、私の全ての力、信頼、そして愛情を皆さんに送ります。私たちは引き続き警戒を怠らず、連絡を取り合っていきましょう。

ベネズエラは自由になります! 神と共に、最後まで。

マリア・コリナ・マチャド 2026年1月3日

Geminiによって表現を整えたものをさらに手を加えていますが、意味に関しては手を加えていません。なお日付が3日となっていますが、これはベネズエラの標準時がUTC-4であり、この声明が発表されたのは現地時間の3日午前11時26分であるためです。

ベネズエラ外相「マドゥロ氏が大統領のまま」

一方、マドゥロ氏が率いてきたベネズエラ政府はこの「侵攻」に対して抗議を行っています。TBSによれば、ベネズエラのピント外務大臣は「マドゥロ氏は大統領のまま」としており、アメリカの「侵攻」に対して国連安保理に緊急会合の開催を要請したとのことです。

最後に

マチャド氏は、野党指導者としてこれまで主張してきた2024年7月の大統領選挙でのゴンサレス氏の勝利(7月28日に民主主義のために全てを賭けた私たちの時)を繰り返し、これを基に準備が整ったとしてベネズエラ人に協力を求める声明を発表しました。また、アメリカによる基本的な国際法を無視したといっても過言ではない行為を「国際的な裁き」としている点も、ある意味では特徴的であると言えます。個人的に注目した点としては「準備」はどこまで整っているのか、ということです。

単にマドゥロ大統領夫妻がいなくなったことのみでは、ベネズエラで続いてきた独裁体制を乗り越えることは困難です。独裁体制においては往々にして軍や資産家などを保護することによって(本来不安定になりがちな)権力を安定化させようとする試みが行われます。この「保護」は単なる政治的な保護に留まらず、いわゆる「利権」として軍や資産家などに権益を持たせるという形式になりがちです。

そのためマドゥロ大統領がいなくなったとしても、新しいベネズエラがどこまで変化するかは、この体制をどれほど整理することが可能であるのかということにかかっていると言えます。そのために必要なのが「準備」というわけですが、弾圧から免れるためとはいえ幹部が亡命等を行っていた組織にこれらの権益を整理する力があるとは個人的には思えません。

一方、宣言においては民主的な政権移行まで道のりが長いことを認識しているようには思えます。今後のベネズエラをゴンサレス氏やマチャド氏が率いていくのかは分かりませんが、今後とも注視するべきポイントであると言えるかと思います。

Writer

Osumi Akari

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