砂丘という、読んで字のごとくの存在

ここに書くことが無さすぎて困る / 2022-11-10T00:00:00.000Z

この世界には水による侵食作用の他にも、風による侵食作用があります。水による侵食作用が河岸段丘V字谷といった特徴的な地形を生み出すように、風による侵食もまた特徴的な地形を生み出します。その1つに「砂丘」というものがありますので、今回はこれについてざっくりと見ていこうと思います。

結論

  1. 風によって積みあがる
  2. 砂の丘

積みあがる砂

「砂丘」と聞いて大半の方々が思い浮かべるのは、有害図書指定問題で一躍話題になった鳥取県に所在する鳥取砂丘だと思います。鳥取県ではすなば珈琲というコーヒー店が存在するほど県を代表する観光地です。この砂丘はどのようにして形成されたのでしょうか。

まず砂が安定して供給される環境が必要とされます。一概にこういった環境と言うことは極めて困難ですが、例えば砂が堆積するような場所が存在したり、河口近くに陸地方向へと向いている海流が存在するため、河川によって運搬されてきた砕屑物が海岸へと戻ってしまったりするなどといった場所があったりすることが挙げられます。このような環境があることで砂丘の「素」となる砂を確保出来ますし、堆積が行われているからと言って侵食が止まっているわけではないので一度形成された砂丘が失われてしまうことを防ぐことが出来ます。

次に安定してある程度の風が吹いていることが必要なものとして挙げられます。当たり前といえば当たり前ですが砂丘は風による侵食作用によって砂が削られ、それが風によって運搬され堆積していくので、その媒体となる風が存在しなければ砂丘が作られるわけがありません。この風は常に吹いている必要がありませんが、それなりに短い時間的スケール(1年より少し短いくらいだと思っていただければ)で砂丘が形成される場所が風下にあたる、すなわち河川でいうところの下流にあるような風が必要とされます。

以上の条件がそろった際に砂丘は作り出され始める可能性があります。上記の環境がある状態でそのまま時間が経つと、砂が砂丘の出来る場所へと運搬され積もり出していきます。一旦積もり始めるとそれが「壁」のようになり、風に運ばれている砂がさらに堆積しやすくなるため成長していき、その砂の安息角(多くの場合で約30度)をベースとして風や元の地形に合わせた形状を持った砂丘となります。ちなみに海岸沿いに形成される場合は、海の流れによる侵食に打ち勝てるレベルの砂の供給が必要だったりします。

バルハンとマンハ

こうした砂丘の形状にはいくつかの分類が存在します。代表的なものにはバルハン(en: barchan)と呼ばれる、日本語で三日月型とも言う下の画像のような形状が挙げられます。

火星に見られるバルハン砂丘

上記の画像においては右上の方向から風が吹いてきて左下の方へと流れていく場合にこのような形状が形成されます。作られた砂丘の相対的に軽い端っこの部分が風の力で少し奥の方に押されてしまい形状が「三日月」のようになっているといえば分かりやすいでしょうか。風上側に存在する砂が削られ風下サイドに堆積するといったことが風の力によって発生しやすいため、バルハンは移動しやすいことが知られています。これは火星に存在するものですが、地球にも同様のものがあるので安心してください。

見た目の上ではバルハンの向きがくるっと逆になったような見た目をしているものを「マンハ(mankha)」といいます。これは風速がそこまで速くない場合に形成されることが多く、風下側には植生が盛んでバルハンほど盛んに移動しないことが知られています。

参考文献

  • 多田文男「日本における砂丘生成に関する研究史」『第四紀研究』第14巻4号、1975年、177-182ページ、ISSN: 1881-8129、NAID: 130001559510、DOI: 10.4116/jaqua.14.177

最後に

全体的な中身の薄さに驚愕されたかと思いますが、こっちも書くことが無さすぎて困惑しているので許してください。

Writer

Osumi Akari